概要
目に入るもの、身の回りの状況について、実況中継のように止まらずに英語で話し続けるトレーニングです。
トレーニングの効能
瞬発力の強化
じっくりと言うことを考えて話すのではなく、目に入るものをとにかく文章にしていくトレーニングなので、瞬発力を鍛えることができます。
初めは、自分がすぐに出せる文章のパターンが少なく、同じような文ばかりになるかもしれませんが、気にせずがんばりましょう。脳内の自分の英語ストックを瞬時に口から出す練習を続けていくことで、英語回路が強化され、「知っている英語」→「自信をもって使える英語」が増えていきます。
自信がつく
いきなり外国人を目の前にすると、通じる英語を話さなくてはというプレッシャーから、なかなか英語が話せないという人もいるかと思います。
このトレーニングで英語を口に出す練習を続けることで、誰にも批判されない状況で英語を話す体験が積み上げられます。これによって自信がつき、実際に英語を使う場でも思い切って話すことができるようになります。
トレーニング方法
準備するもの
- ぶつぶつ独り言を言える環境
トレーニング手順
- 自分の周りの景色、自分や周りの人の行動、テレビの中で起こっていることなど、中継内容を決める。
- 目に入るもの、その時に浮かんだ考えなどを、ひたすら英語で話し続ける。
- 少しずつ使う構文のバリエーションを増やしていく。
トレーニングのコツ
- まずは現在形・進行形の文章が作れるレベルになってから
実況中継をするためには、最低限現在形や現在進行形を使って文章が作れる必要があります。
やってみて全然文章にならないと感じたら、自分が作りたいと思った文章の文法や単語を学び、音読筆写や音読で定着させて、英語基礎力をつけて再チャレンジしましょう。 - 間違いを恐れない
このトレーニングは、とにかく英語を口から出すためのトレーニングです。間違えてもいいので、瞬発力を意識して、どんどんアウトプットしていきましょう。 - 振り返りの時間を持つ
一定時間実況中継をしていると、本当はこういいたかった、と思うことも出てくるはずです。
言いたくて言えなかったこと、つまり自分の英語力の穴を見つけたら、それを埋めることでレベルアップできます。調べて正しい文を作ったら、音読筆写や音読で定着させましょう。 - アナウンサーの実況を聞いてイメージの幅を広げる
いまいち何を話したらいいのかピンとこない人は、アナウンサーの古舘伊知郎さんの実況中継などを聞いて、イメージを広げてみるのもおすすめです。
おすすめの組み合わせトレーニング
音読筆写・音読
上記、コツの項目でお話しした通り、言いたい事が出てこなかった場合は、トレーニング後に言いたかった文章を英語にして、音読筆写や音読で定着させておきましょう。
英作文に自信がない時は、Google翻訳等の助けを借りたり、ウェブで例文検索をしたりしましょう。