概要
日本語を見て英文に訳して書くトレーニングです。
トレーニングの効能
文章構成力・正確性の向上
日本語の文章をまるまる英語にするため、文章を作る力をつけられます。
主語、動詞、目的語など、意識して文を組み立てていくことで、自然と英語の語順、つまり英語回路を自分の中に構築することができます。
ライティング力アップ
英訳は書くトレーニングになります。書くためには上記の文法構成力や単語力も必要ですが、話す時と違ってスペルを覚えていることも必要です。
書いてみると、単語によってはスペルがあやふやだと感じるものもあるでしょう。
定期的に書くトレーニングを行うことがライティング対策になります。
使える英語なのどうかの確認
日本語から英語にするトレーニングでは、自分が使える英語、使えない英語の線引きができます。
書き終わって英文を見たときに、「ああ、分かってた!」と思うものもあるでしょう。
それでも、最初に書いた時に間違えてしまったものは、100%の定着がされていない英語ということです。
分かっているつもりでも、少し補強が必要な英語力の穴を見つけ、効率的に補修していくことで、しっかりとした英語力を身につけることができます。
トレーニング方法
準備するもの
- ノート・紙
- 鉛筆・ペン
- 英文
- 日本語訳
- 赤ペン
トレーニング手順
- 紙と日本語訳つきの英文を用意する。英文は隠しておく。
- 和文を見たら、紙に英語に訳した文を書いていく。
- 最後の文まで訳し終わったら、英文を見て、赤ペンで間違えた部分、書けなかった部分を書き込んでいく。
- 間違えた部分や書けなかった部分は、音読や音読筆写などで定着させる。
トレーニングのコツ
- 音読トレーニングの仕上げとして行う場合
英文が定着したかどうかを確認する最終ステップとして利用できます。
スラスラと英文がかけるようであれば、トレーニングした英文が自分の中にしっかり入ったということです。
- 初めてみる文章でトレーニングを行う場合
一つのことを表す英文は必ずしも一つではありません。
例えば、「ありがとう」は “Thank you.” でも “Thanks.” でも “I appreciate it.” でもいいのです。
自分が書いた英文が見本の文と全く一緒でなくても、英語としては問題ない場合もあるかと思います。英語力がついてくると、自分が書いた文も正解なのか、それとも訂正する必要があるのか、判断できるようになります。
それまでは、全く同じ文章が書けないことをあまりストレスに感じないで、サンプルの英文を一つずつ自分のものにしていくことで英語力アップを図るつもりで頑張りましょう。
おすすめの組み合わせトレーニング
音読筆写
書けなかった部分を定着させるのには音読筆写がおすすめです。
声に出しながら書くトレーニングを行うことで、正しい文章を定着させましょう。
音読
若干定着が弱いかな?というレベルでしたら、声に出して読むトレーニングもおすすめです。
黙読よりも脳の色々な領域をつかう音読トレーニングで定着効率を上げましょう。